咳をしてもloneliness

孤独と向き合う壁打ちブログ

チーム制対戦ゲームとの付き合い方について思ったこと覚書

 

対戦ゲームは専ら1v1の格闘ゲームをすることが多い自分だが、最近になってスプラトゥーンやApexなどのチームを組んで対戦するゲームを遊ぶ機会が増えた。

 

そういったゲームでは通話をしながら盤面の情報共有やチーム内の雰囲気づくりがプレイに付随し、ゲーム体験を面白く奥深いものにしていく。

 

しかし、チームを組むということは対人関係やコミュニケーションスキルが大きく関わり、時として通話内の雰囲気が悪くなったり、ゲーム自体のモチベーションを失ってしまうようなデメリットをはらんでいる。

 

 

今回はそういったチーム制対戦ゲームに関する面倒なシチュエーションとその対策について、今まで自身に起きた事案とその対処法についてまとめたいと思う。

 

(㊟ここに記載する全ては自身への戒めと自身の追及するゲームへのモチベーションを自己完結させるための対策であり、他者へ求めたり、他者のゲームプレイを貶めたりするものではない)

 

プレイスタイルのそりが合わない

チーム制対戦ゲームにおけるチームの軋轢を生む最大の原因である。

 

そりが合わない理由は、ゲームに対する姿勢の相違であったり、対戦中における人間性の豹変であったり、シャウトがでかすぎたりと多岐にわたる。

 

僕の体験したこの類の問題では、チーム内の1人が勝ちにこだわるあまり負けやストレスがかさむと突然シャウトを上げるようなことがあった。また、対戦相手への誹謗やチームメンバーへの語調の強い文句なども経験がある。

 

こういった場合、もっとも根本的な解決をもたらすのは"距離を置くこと"である。

 

以前であれば、チームメンバーとしてそういった言動を控えるような指摘をすることがあったが、人間とは他者のやんわりとした指摘1つで変わるほど柔軟にできていない。

シャウトや暴言のような、理性に欠ける言動は特に変えたいと思ってもやすやすと変えられないものなのは対戦ゲーマー各人少なからず思い当たる節があることだろう。

 

そのため、このような他者に変化を求める必要がある問題には、無理に他者に変わってもらうのではなくこちらから能動的に距離を置く必要がある。

おとなしく別の界隈へ移るなり、野良に潜るなどすることが現状を打破するきっかけになるだろう。

 

自身の実力への驕り

これはゲームの腕が上がったり、界隈の情報をある程度把握したりしてから発生する問題である。

 

ゲームが上達すると、おのずと視野が広くなるもので他人のプレイをよく見るようになる。それ自体には全く問題はなくむしろ更なる成長につながるいい流れなのだが、ここに忘れてしまいがちな落とし穴がある。それが自身の実力への驕りである。

 

例を挙げると、自身の頭の中にゲーム中の動きにおける正解と不正解がはっきりと存在するため、不正解な動きをしたプレイヤーに対して誹謗中傷を投げかけてしまう、といったものだ。

 

対戦相手に対する高慢な態度とは、いわば諸刃の剣で必ずといっていいほど自身にダメージをもたらす。他人のヘマに対していちいち蔑んでいると、いざ自分が失敗した際にまるで相手に蔑まれているような気持ちになる。実際には相手が謙虚なプレイヤーであってもだ。そのような精神状況で上手いプレイができるはずもなく、失敗と被害妄想のスパイラルに陥ってしまう。

 

これに対する解決策は"自身の実力へ過度な自信を持たない""対戦相手に対する敬意を持つ"("他者に期待しない")ことだ。

 

1つ目はそのままだが、過度な自信が思わぬ結果を招いてしまうことは誰しも理解することができるだろう。物事を大局的に判断し自身の立ち位置を正確に理解することは難しいことだが、少なくとも同じ人類として愚弄していい人間など存在しないことなど誰しもが理解できることだろう。

 

重要なのは2つ目の解決策だ。これが今までの対戦ゲームの経験の中で培われてきた、他者を尊重しつつ、モチベーションを自己完結させるマインドである。

 

不特定多数の対戦相手が存在する昨今のオンラインゲームでは忘れてしまいがちな要素だが、対戦ゲームにおける相手とは、ゲームを成立させる必須アイテムである。チーム制対戦ゲームであればチームメンバーも同様だ。

 

対戦での振る舞いや界隈の雰囲気によって対戦相手やチームメンバーがいなくなってしまうとそのゲームは成立しなくなってしまうし、無関係の人間からの目も厳しいものとなるだろう。

 

1つのコンテンツを守るためにも、プレイマナーやコミュニケーションを心がけるべきだ。

 

モチベーションが維持できない

人間関係がギスギスしてきた、戦闘に勝てなくなってきた、飽きた、など対戦ゲームにおいてモチベーションの低下を感じる出来事は数多く存在する。

負けが込んできたり、チームメンバーと息が合わなくなってきたりするとゲームをやること自体が嫌になる。最悪の場合、ゲーム自体からフェードアウトしてしまうこともしばしばある。

 

そのような状況において足りないのは"楽しむ心構え"であることが多い。

 

本来ゲームとは楽しむものである。楽しみ方は人それぞれだが、モチベーションを維持するということにおいて、楽しめる理由は多い方がいいだろう。

 

戦闘に勝てなくなってきたことでモチベーションが下がる場合、そのときのモチベーションは戦闘に勝つことだけになっている。

 

そういうときは、勝敗に目をつぶって自身の成長や改善点(はっきりと他者から評価されないもの)に着目してモチベーションを自身に完結させるといい。

 

また、チーム内でやりたいことの相違を感じてギスギスしてしまったとき、そういうときは相手のやりたいことに合わせる、またはそれぞれのニーズを折半するようなプレイングに変えるべきだ。

 

チーム対戦を通じてワイワイすることで楽しみたい人と戦闘に勝って楽しみたい人はゲームプレイのニーズに違いがあるため、最初の内は一緒に遊べても、続けていくうちにその違いが見えてきてギスギスしてしまいがちである。

 

その際に器用にプレイングやモチベーションを変えることができるといろいろな楽しみ方ができるようになり、その上いろいろな人と遊ぶことができるようになるだろう。

 

ゲームのモチベーションについてはチーム対戦に限らずある程度考えがまとまったので別に記事を作ってまとめたい。

 

 

読んだ人(自分)へ

チーム制対戦ゲームに絞った理由がよくわからない変な記事になってしまったorz

これを読んだ人は、「なんだこの怪文書は」だとか「机上論では」と思っていることだろう。文章の読みにくさは経験の浅さによるものなので多めに見てほしい。だが、ここに記した僕の気持ちは全て現在のプレイスタイルをそのまま記したものである。

確かに対戦ゲーム始めたての時期は、格闘ゲームであれば敵の一挙手一投足に憤慨し、チーム対戦では仲間のミスや敵のあおりにいちいち激しい憤りを抱いていた。しかし、上記のような考え方・プレイングに変えることでゲームのモチベーションは自己に完結し対戦相手・味方への気持ちもフラットかつ尊重できるようになったと思う。

 

自分は今のこのスタンスが崩れてしまうことをかなり危惧している。この考え方には、勝敗によるモチベーションの向上が見込みにくい、相手に合わせるという受け身の立ち回りが必要になるといったデメリットを感じている。

これについて、解決が必要かどうかはまだ分からないが、解決にあたって上記の考え方が崩れてしまった場合は、どうにかこの記事を読み返して感覚を取り戻したい。