こんにちは。
2023年も5月に入りまして、夏を予感させる暖かさが続く日々です。
暖かくなると街中でバイクを見かけることが多くなりました。
バイクを買ってから(正確にはバイクに興味を持ってから)というもの、珍しいバイクやかっこいいバイクを見かけると思わず嬉しくなります。特に好みのバイクが走っていると目で追いかけてしまいますね。ちなみに今乗ってみたいバイクはKawasaki ZRX400とSWM GRAN TURISMO400です。
というわけで僕も流れに乗じて出かけたくなり、藤棚がきれいだというあしかがフラワーパークまでバイクに乗って行ってきました。
なぜあなたはあしかがフラワーパークに行きますか?
なぜ行ったか。それは大人気オンラインゲーム、FinalFantasy14の"イースタン・ウィステリアツリー"という藤っぽいハウジングアイテムがきれいで、それが使われているハウジングに心打たれたから。
藤はツル性の植物らしく、ゲームのような大きな幹に花がしだれているわけではないのですが、とてもきれいなビジュアルですよね。落ち着いた花びらの色味や形と葉っぱの青々とした感じが好きです。
このようにゲームの風景や雰囲気に感化されて似たような場所に赴くことは何度かあったのですが、今までは全て電車や親持ちの車で行っていました。それが昨年バイクを買って自分の足ができたことでより気軽に出かけられるようになったのは、僕の雑食人生における大きなアドバンテージになりました。
人混み is 無理
僕があしかがフラワーパークに行ったのは4月23日。日曜日で天気も良く絶好の行楽日和でした。当然現地は人でごった返していて完全に人がゴミのようだ状態。
こんな日に出かけるなよ!()
入ってすぐのところに藤棚じゃないタイプの藤(語彙力)が生えていて、そこに写真撮影の列があったのですがお年を召したおば様方がじゃんじゃん横入りしてきて泣けました。おそらく自然形成した列だったのでルールもへったくれもないと言えばないのですが。局所的な連帯感にいともたやすく順応してしまう自分を呪うべきか、空気の読めないおば様を呪うべきか、みなさんはどちらを取りますか?
楽な一人旅
園内ではきれいな藤を眺めながら普段のことや観光客のことを考え歩いていました。
そこで思い当たったことを一つ。僕は一人旅行が性に合っているということです。
僕は旅行で訪れたスポットにあまり長居したいタイプではなく、ざっと見てさっさと引き上げたい人間のようで、今回も一時間ちょっと藤を眺めたらそそくさと帰路につきました。
というか、マイペースなんですよね。めちゃくちゃ興味のある展示などがあるとずっと見てしまいがちですが、風景や自然ってファーストインプレッションを期待して見に行っているのであまり長居しないという感じ。うん、マイペースで片付きますね、この性分。
まあ、友人と出かけるのも好きですし、学生の頃は専ら友人としか出かけないような人間でした。ですがマイペースが発揮されると友人の早く帰りたいオーラに気が付けなかったり、こちらの早く帰りたい気持ちを押し殺すストレスに苛まれるという問題が発生するんですね。
特に、友人の希望で行った場所でこちらの帰りたいオーラを出してしまうのはとても申し訳なく、むしろ興味あります感を出してすごいストレスになることもしばしば。結局のところ本当は二人とも興味のあるものではなく、とはいえ興味があるような雰囲気なので二人とも帰れず誰も幸せになれないなんてことも...。自分、不器用ですから。
やはり、気持ちを察せられたり、思いをはっきり伝えられる関係が一番いいってことですよね。(それができたら苦労しないが)
白い藤が好き
藤と言えば僕は紫色のものを想像していましたし、きれいな紫色の藤を見るために赴いたのですが、入園してすぐにあった白い藤を見て一目惚れしてしまいました。
某有名なタレントさんが言うように白にはさまざまな種類があり、黄色っぽかったり青みがかっていたりするのですが(特に植物の白は黄色っぽい印象)、白藤は僕の目には完全な白でした。はかなくもぶれない感じ。
特に当日は直射日光の照らすまぶしいほどの快晴だったのですが、白藤はそんな中でもやさしい存在感で咲いていました。
思えば白百合やすずらんのような白い植物は昔から好みでしたね。
触れたらしおれてしまいそうな儚い存在感とそんな脆さを晒しつつも健気に生きている感じがとても好きです。
白い植物が好きだというのは大きな気付きだったので、今後の旅行の目的を決める際に使えそうですね。
という感じで、あしかがフラワーパークの思い出でした。
行く前は柄でもない目的だなと思っていましたが、行ってみると存外楽しめました。
特に、花にかわいいという印象を受けたのは物心ついてから初めてだったと思います。
人生を豊かにするのは鋭敏な感受性なんだなぁとなんとなく感じました。
この感受性を殺さずに、これからの生活に臨みたいと思います。
おわり。