また毒なんだ。ごめんね。
前向きに締めるつもりだけど、辛くて死にそうなときは今の自分を大切にしてほしい。
死にたくないはずだから。
いよいよ就職できる自信がなくなってきた。やりたいことだと思っていたはずのゲーム制作は、いざ就職先に提出するものだと思って作っているととてつもなく窮屈で、ストレスで、たまに楽しくできることもあるけど、ポートフォリオ作りなんだ...とふと我に返るとそれ以上手がつかなくなってしまう。楽しくない。
昔から、中途半端な出来のものを人に見せるのが嫌だった。自分で見るのも嫌だった。昔放り投げたゲームの中途半端なセーブデータは片っ端から消したくなるし、気が乗らなくて発表資料をうまく作り切れなかった学校の卒研発表はドタキャンして休んだし。ゲームプログラミングの講習も、中間発表の資料が他と比べてあまりにも粗雑で、自信がなくて、発表を目前に講習自体を抜けてしまった。
何故ここまで自分の製作物に自信が持てないのか。間違いなく、本気でやっていないからだ。今までの人生、いかに自分を賢く見せるかをずっと意識してきた。それは他人に見せるためでもあるし、自分を騙すためでもある。うまくいったことを誇張して話し、頻繁に実績をでっち上げ、失敗と怠惰の塊みたいな自分を嘘で隠す。
やっていて、本気でやっていないということをひしひしと感じてしまうのだ。成果物で人を欺くことはできない。頑張らなかったことを他人に知られてしまうのが怖い。頑張らなかったという実感が、他人の評価でより思い知らされてしまうのが怖い。
自分の中の嫌なことが見えてきた。僕は自分の製作物で怠惰な人となりを感じ取られてしまうことが何よりも嫌なのだ。「ニートだから時間あったでしょ？なんでこんなもんなの？」と言われてしまうことがこの世で一番嫌なのだ。時間があり、製作時間を学生より多くとれることは間違いなく、ニートである以上出来のいい作品が上がらなければそれはもう頑張っていないのと同じなのだ。頑張ったことがないから、頑張るの定義が分からない。
さて、嫌なことをやるのは良くないとは思わないか？なんで嫌なことをやろうとした？
就職しなくちゃいけないという焦りと世間の同調圧力だろうな。
金がない。稼がないといけない。バイクのローンがあと3年も残ってる。家業もいつ潰えるか分からない。親もいずれいなくなる。
就職したくない。就活したくない。ゲーム作って暮らしたい。人並みの幸せが欲しい...。この中で一番切り捨てられるものは間違いなく人並みの幸せだろ。ゲーム作って暮らすことが満たされない限り、俺は俺並みに生きられないのはこの3年間で実感できたはず。
一度就職とか世間の目とか他人の人生設計とか、気が重くなるようなこと何もかも切り捨てて、ゲーム作ってみよう。少なくとも1年目の半年間はそれができていた気がする。あの時は就活ダメすぎてメンタルが終わっていたからそれどころじゃなかった節もあるけど。
瞬間的には頑張れることは今までの人生で証明されてる。お金がなくなったらバイトで食いつなぐし、家がなくなったらなんとかして新しい家を探すことはできるだろう。
人並みな生き方を捨てる以上、自分を人だと思うことはやめよう。他人と自分を見比べて、その差に疲弊するのはもう終わり。鳥は鳥らしく、虫は虫らしく、人は人らしく、それぞれの生き方に良さと悪さがあるはず。
僕は僕のやりたいことを、誰の指図も受けず誰にも流されずにやることが僕並みの幸せなのではないか、と現時点では思います。
間違いなく後悔するだろうし、もしかしたら就活に前向きになることがあるかもしれない。その時は、その時の気持ちを大事にして欲しい。でも、過去の自分はこういうことを考えていたということを認めてほしい。ここに書いたことは全て過去の自分が自分で考えて決めたことだ。
と、読んでいる誰も(のちの自分を含めて)が共感性羞恥で焼け死に、蔑みもしくは哀れみの感情を抱くことでしょうね。僕もいま、"ああ、ネットの青臭い怪文書ってこんな感じで生まれるんだろうな"と感じています。狂ってる？それ、誉め言葉ね。
ただ本当に、やりたくない仕事をして、仲良くもない人と会話して、余った時間ではやりもののサブカルを浅く追っかけて、人並みに家庭を築いて、やりたいことなんてついに見つからず、気がついたらご臨終なんて人生、理解できないんです。そんなことになるくらいなら、貧しい暮らしを強いられようが、世間から虐げられようが、せっかく人生の25%の時点で感動した面白いコンテンツに出会ったのだから、これからの75%で今度はそれをもっと深めて、ずっと楽しく生きられた方がいいと思いませんか。まあ、学のないハンパ者の浅すぎる危険すぎる人生計画ですけどね。
ここで画面とにらみっこしながら頭回しまくって自分のこと考えるのはたぶん悪いことじゃないから、必要なときはやるべきだと思う。
頑張れ、これからの自分。頑張った、過去の自分。
※追記※
ごめんなさい。日記中に人の生き方の批判と取れる書き方をしてしまいました。勝手な生き方をする以上、社会を支える全ての人があって、自分の生活があるということを失念していました。
おわり。
